2009年8月31日月曜日

Golf Fairway Wood

またまたゴルフ練習のお誘い。結局、ビギナー3人誘って、まずはゴルフショッピングへ出かける。今回は、ボストン郊外のGolfzoneへ(http://golfzoneboston.com/)。ダウンタウンのお店よりずっと広くて、セール品も色々。型落ちクラブ現品処分から、ゴルフシューズ$39~、グローブ3足$12とか掘り出し物が楽しい。私もFairway woodを探していた所だった。試打コーナにあったCallaway BIG BERTHA DIABLOを振り始めた所、我に返った時には、会計コーナでヘッドカバー付で渡されてしまった。周りにCallawayを持っている人が多かったのと、赤いシャフトがカッコ良かったので嬉しい。早速、いつもの練習場で試すが、テンプラ連発で距離も出ない。そこで、Webでドライバの打ち方を読んでいたのを思い出し、ボールを前足前方に置き、体重移動を最初は後足からスイング時に前足に移動する。すると、高い快音を響かせ、高軌道で200Yardまっすぐ飛んでいき、本当に自分の弾道なのか信じられなかったほど。これはやみつきになりそう。
夕食はHootersへ。最初はDinnerは先約があると言っていたクラスメートまで、Hootersと聞いた途端、自分も行きたい、と。ゴルフの誘いといい、持つべきものは遊び仲間。

2009年8月29日土曜日

White Mountains, NH

夏休み前半は、ニューハンプシャー(New Hampshire)州のホワイトマウンテンズ(White Mountains, National Forest)へ3泊4日のキャンプに。もともと夏休みの予定では、ヨセミテの奥地を1週間かけてHut-to-Hutに縦走予定で予約も入れていた。が、色々と都合が変わり、ボストン周辺で短めのDay Hiking中心で楽しめるWhite Mountainsへ行き先を変更した。メジャーな国立公園は1度となく行ってしまったのと、New England地方はこの時期が気候的にベストと思い直した。南は今は暑すぎて、在米の同級生も結局同じようなチョイスにしたのが多かったようだ。
White Mountainsは、地図では遠く感じられたが、I93を北上してボストンから2時間ちょっとと意外に近かった。National Parkより格下のNational Forestで私も最近まで知らなかった渋い観光地だが、定住キャンプ+トレッキング好きの我が家には最高だった。山域は雪国らしく水が豊富で、至るところにある滝や渓谷が涼しげ。日本で言えば、南アルプスに近い感じだが、人がずっと少ない。紅葉の時期にまた日帰りで行きたい。テン場は、Lafayette CampgroundでFranconia Notchを見上げる雄大な景色を望むサイトを確保。以下は歩いた(or 候補に入れた)トレッキングルートリスト。The White Mountains, Applachian Mountain Club参考。
- Lonesome Lake & Cascade Brook and the Basin, 4.5 hour, Lonesome Lakeは山上の広く青く静かな湖で美しい。Appalachian Trailを抜けていくつもの滑め滝を越え、The Basinというお椀上に水流が渦巻く池まで歩く。


- Zealand Falls & Thoreau Falls, 5 hour, 道はずっと平坦だが、ビーバーの巣がある池やムースが生息する湿地帯から、ガレた岩が斜面ずっと続くCliffから、絶景のThoreau Fallsまで変化に富んだ景色を楽しめる。ここもAppalachian Trailを一部走破する。


- Franconia Ridge, 8 hour, 森林限界を超えてMt. Lafayette含む雲上の稜線歩きを楽しめる人気トレイル。今回は天候とStrenuousな登りがきつく見送り。次回トライ。
- Mt. Willard, 2 hour, 足慣らしに短い登りでCrawford Notch方面のU字型の峡谷を一望できる。小さい子供の初めての登山向けらしく、家族連れ多し。
- Flume Gorge, 1 hour, トレッキングというよりほぼ観光ハイキングで、独特の左右狭まった谷底を歩けるコース。
この他にも、駐車場の近くに所々に見所の滝があり、Kermit Chairと軽食を持っていってのんびり楽しめた。

2009年8月24日月曜日

Golf アプローチ練習

昨夜のJ-meeting飲み会でゴルフ話をしたこともあり、そろそろ練習に行きたいなぁと誰かを誘おうと思っていたら、ちょうど電話でお誘いがあり出かける。家族の外出オフ日で絶好のタイミング。いつものLexingtonのDriving Rangeへ。ボストンでゴルフを始めようとする同級生は多い。MIT Gymの個人レッスン($70/person/hour)が良かったので、皆に勧めていたが夏休みのせいかレスポンスが悪いらしく申し訳なかった。結局、Kもしびれを切らしてドライビングレンジでレッスンを受けることにして一緒に出かける。レッスンは$90/hourで回数券もあるようで良さそう。指導内容を聞くと、MIT Gymの講師と微妙に打ち方のポイント(特に膝の屈伸具合や重心位置)が違うようで、同じ先生に継続して習わないと混乱しそうだ。今回は、100yard手前あたりの狙ったポイントに、高い精度で落とす練習を続けた。ここは空いてればティー手前の芝から打ってもいいらしく、8, 9, AW, PWで自分なりの距離感が少し掴めた感じがしたが未だ再現率は低くもっと練習しないと。自分と関係ないが、オバマ大統領の夏休みもマーサーズ・ビンヤードでゴルフ三昧らしい。
夕食を家で取った後、帰りにTargetで調達したPorkerセットを開けて4人でプライベートポーカー。英国圏組の2人は、驚いたことにTexas Hold'emを全く知らず、Seven Cardsの1枚Openルールに馴染み深いようだった。Blind Betに何でBig/littleが必要か?ポジション関係なく一律チャージでいいじゃん!等という議論にいちいち答えて説明するのは面倒だったが、冬は寒くて外に出られないので、今から貴重なポーカー仲間作りに投資を。

15.871 System DynamicsのTakeaway

Summer H2の4科目の一つ、Sloanの看板科目でもあるSystem Dynamicsを、Brad Morrison教授が教える。System Dynamicsでは、社会経済の複雑な事象の動的な振る舞いを、Causal loopという原因と結果を順々につなぎループで結んだ図で理解する。風が吹けば桶屋が儲かる式に、各アクションが目的変数を結果的に増やすのか減らすのかフィードバックを、定性的な見える化できる。このツールを基に経営シミュレーションを行ったり、政策の有効性を副作用含めて議論する。Academicとしては比較的新しいが、電子回路や機械系の関数解析的な制御理論を大幅に簡略化して文系でもとっつきやすくした感じ。因果関係を絵にするだけで、統計的な因子分析のような真因を定量的に求めるスタンスはない。Business Dynamicsという教科書が推奨され、授業はMorrison教授が色々な社会現象を題材にした演習中心に毎回、鮮やかにCausal loopを作っていく。同級生の感想を聞くに、Logical Thinkingの基礎的な練習ではあるが、いまいち実ビジネスへの応用が見えず、Sloan Fellowsのコア科目になっている点は疑問が残るようだ。
この授業の私自身のTakeawayも、正直なところあまり多くない。強いてあげれば、People Expressという航空会社のケースを基にした経営シミュレーションが、ゲーム感覚ながら企業のライフサイクルを俯瞰する意味で勉強になった。創業期にキャッシュ燃焼が速過ぎると株価も上がらずDebtも調達できないし、逆にキャッシュ重視が過ぎると成長が遅れて成熟期のシェア争いで生き残れないゲームバランスになっていて、なかなか練られていると思う。仕事のプロジェクト投資の稟議でも、顧客と接した現場の情報を、市場のゲームルールに洗練して整理することがポイントなのだが、大抵はこれが後知恵になるので、シミュレーションも出来ずいい加減な判断になりがち。MBAに来て以来、こんな当たり前なあるべき姿に気づかされることは少なくない。

2009年8月23日日曜日

Crane Beach

Beachシリーズ3回目。今日も北に向かいIpswichにあるCrane Beachビーチへ。Best of Bostonに選ばれたこともあるらしく、数マイルはある長いビーチが続く。駐車場は$11するが更衣室も水回りも綺麗で、Trusteesの管理が行き届いているようだ。週末の混雑を避けたく、夕方から夕飯をお弁当にして出かける。最初は1mを優に超える波の高さにたじろいだが、次第に凪いで潮が引き始めると、波打ち際には貝がごろごろと。ハマグリとオーシャンクラムが大量に捕れたので、ハマグリだけ持ち帰る(本当はライセンスが必要)。酒蒸かクラムチャウダーか、試しに食べてみる。

2009年8月21日金曜日

Rockport Beach

今日から短いSummer Brakeの始まり。一昨日のNahant Beachに続き、今日もボストンの北へ、青い海と白い砂を目指して出かける。Rockportはボストンから1, 127号を通って1時間ほど。途中、時間があれば魔女狩りで有名なセーラムも立ち寄りたかった。まずは、Halibut Point State Parkへ。Graniteの石切場に水が引き入れられた湖(Quarry)を囲むようにトレイルがあり、Ocearnサイドに下りると、巨石の岩場をうねる潮流プール(Tidal pool)が独特の景観を作っている。海岸沿いにずっと歩くと、1時間くらいのいいトレッキングコースになった。軽く疲れたところで、Rockportの町へ。港町の観光地らしくレストランや小物屋が並んでいた。Rockportの名物はなんといってもロブスター。ここで捕れるらしくて、新鮮で安くて美味しいと聞いていた。Roy Mooreという店で1.25lbで$12と格安。スチームボイルのせいか水っぽさがなくて身の締りがよくて旨かった。醤油を忘れたのが残念。町中でビーチアンブレラを買って、Cape Hedge Beachでのんびり過ごす。平日のせいか地元の人と思われる家族連れが多いように思えた。夕方近くなるにつれ涼しく気持ちよくて寝てしまった。

2009年8月20日木曜日

Media Lab 訪問

会社の幹部がボストンに来訪しており、Media Labでの打ち合わせに同席することに。今日の朝イチのFinanceのExamで夏学期も終了。アポに間に合わせるためテストを急いで終わらせ、Media Labに向かう。前回、お邪魔した時は、日本人の研究員の方が一通り解説しながら見学させてくれた。今回は、スポンサー企業からの来訪とあって、守秘義務無しには普通ではなかなか教えてくれない、それぞれのプロジェクトの研究者の方が最先端の研究状況を質疑を交えながら紹介してくれた。昼食は、私が尊敬する(日本でもおそらく最も著名な)教授の方より、非常にInspiringなお話を聞けた。話の中身もさりながら、将来を独自の視点で描きながらエネルギッシュに前に進めていこうという信念と気迫のようなものに一番影響を受けた。
頭を使い、夕方からのサッカーで体もクタクタになった後、Sloan Fellows恒例のSurvival Partyへ。Summer Term全体の総括として、授業が基礎的で余裕のあるスケジュールのおかげで、夏らしい課外活動(同級生とのスポーツやファミリイベント)を満喫できた点は良かった。

2009年8月19日水曜日

Nahant Beach

Summer H2の授業も昨日で全て終了し、明日のFinanceのFinal Examを残すのみになった。先週末は晴天だったのに家族でどこにも出かけて無かったので、合間の休日をぬって、Nahant Beachへ。Bostonからは1Aを北へ30分ほど行ったところに、長いビーチが続く。遠浅で水も綺麗で波も穏やか。南国の美しい白砂とまではいかないが、こんなビーチが近場にあるなら、もっと早く行けば良かった。一応、brealey myersを開くが、あまり読めなかったが、最近、勉強がスランプ気味だったのでいい気分転換になった。ビーチアンブレラを調達せねば。

2009年8月17日月曜日

15.972 Leadership (Flextronics CEO Michael McNamara)

Summer H2の授業の一つに、Leadershipをテーマにした講演シリーズがある。毎週のように、各界のリーダをGuest Speakersとして招聘し、授業での濃密な議論を経て、色々なリーダ像に触れていくのが目的のクラスである。これまでもDefence出身の熱血漢タイプからVCとして成功した知性派タイプまで、独特のスタイルを持ったリーダの講演があった。選りすぐりのスピーカの中でも、最も実績と影響力のあるSpeakerが今日のFlextronics CEO, Michael McNamara氏だった。Flextronicsといえば、一般には馴染みが薄いがいまや日本の並の製造業の規模を凌駕する電子機器委託製造メーカ(EMS)。北米主要メーカ(HP, Dell, Nortel, Kodak, Microsoft)から年間数千億円規模の製造を受託し、業界トップの鳴海(HonHai, Foxconn)に続く業界2番手。当然、日本の電機メーカとも縁が深く、電子部品の顧客でもありセット製品のアウトソース先でもある。このような巨大企業の現役トップの講演を聴けるのは、Sloan Fellowsならでは。
McNamara氏のリーダシップスタイルも、急成長を遂げてきた会社らしく、SpeedとWinへ拘りを追求する企業文化の組織への浸透を率先している印象だった。講演については、現在の景気後退の危機をどう乗り切るかの話を期待していたが、90年代に次々と巨大顧客を掴みながら、海外の工場を買収し続け、ソレクトロンの買収に至る過去の成長神話について語られ、質問でも講演者に配慮して昨今の危機に関する指摘は控えられた。実際、Nortelの倒産しかり多くの顧客が需要激減から生産を減らした結果、顧客の設備投資を代行して拡大し続けたFlextronicsの状況を推測するに厳しそうだ。2000年のITバブルは寧ろ買収とその後のアウトソース加速、中国への製造移転でEMS躍進のスタートにもなったが、2009年から10年にかけての不況はその規模の大きさと中国での生産コスト増などの構造変化から、EMS業界も大きな転機を迎えているようだ。

2009年8月15日土曜日

Golf Fresh Pond Course

今週末も早朝ゴルフへ。昨日のサッカーの後、テスト前なのでハーフくらいでという話になり、Fresh Pondを予約した。会社の人からは、Fresh Pondは近いけどコースがイマイチと聞いていたが、ちゃんと整備もされていてコースもやや一本調子ながら、池越えやグリーン両サイドにバンカーありと変化もあった。今回はアプローチからパターの打数の改善を目標に。アプローチの距離感はPW, AWともに手前に落とすことを心がけ、オーバーが減った分、弱くてグリーンに届かないこともしばしば。カウントしてみると、パターが問題で3打から4打は稼いでいる。道具(PING G2i CRAZ-eの青)のせいにしてみるも、グリーン上での練習がもっと必要そう。ドライバーを借りて初めて打ってみたところ高いフライが上がり、俗にテンプラと言うらしい。Utility Woodを物色中。
一眠りして勉強会に参加した後、夕方からREIへキャンプ用品を買い物に。Back-to-schoolと夏物整理の時期でセールを期待していたがまだ時期が早かったようで、特に出物は無かった。夏休みに近場のキャンプサイトへ行く予定なので地図を調達。モスキート対策のスクリーンハウスを見たかったが展示がなかった。カーミットチェア(KERMIT CHAIR)のイスはネットで購入。座り心地と携帯性がうまくバランスされて人気らしい。このイスに合わせるテーブルの試作品は、Kermit ChairのWebサイトで見れるが、いつ発売されるのだろう。

2009年8月13日木曜日

15.778 Operation Management (Japanese Mfg & SCN Presentation)

15.778 Operation Managementの授業で、Fellowsの中からプレゼンターを募り、一人20分でプレゼン。偶然にも、米露それぞれから戦闘機F35とMIGのサプライチェーンのプレゼンターが出るあたりは、Sloan Fellowsの出身国・業種のバラエティの豊かさを感じさせる。
さて、私も日本の製造業をテーマに発表した。これまでの講義で、JITやToyota Production System (TPS)がキーワードとして登場した。しかし、在庫や品質をサプライチェーン全体の視点で改善していく基本的な概念とツールが解説されず、ケースディスカッションでもピンと来ていない同級生が多いように感じた。そこで、日本の自動車メーカを事例にクラシカルだが根源的な学びを共有したいと思った。受験エッセイの公約でもあったし、日本人エンジニアが日本の製造業をしっかり語ることは、クラスへの貢献になると思ったので手を上げた。実際、私がMBAに来る直前の仕事では、日米中の色々な業種のクライアント企業にプレゼンや打ち合わせに出掛ける中で、クライアント固有の商品戦略や意思決定スタイルが、そのサプライチェーンに密接な関係があることを実感した。特に、日本のAutomobileは最終組立メーカを筆頭に、系列サプライヤまで独自の哲学が浸透している点で特徴的だった。プレゼン準備にあたり、ケース企業から派遣されたHBSの方にお会いしてお話を伺えたことが幸運だった。インタビューをベースに、名著「トヨタ生産方式」(大野耐一著)を何度か読み直して、プレゼンのコンテンツを構成した。結局、Fellowsの同級生に馴染み易いよう、日米比較文化論的にKaizenの思考手法と歴史を導入にした上で、TPSの2本柱であるJITと自働化の概念と実装を紹介した。デリバリで一つ言い忘れた点は、TPSの実装は根気が必要だが、国や業種に因らず適用可能なので、Fellowsの同級生が会社に戻ったらトップダウンで進めて欲しいというメッセージ。しっかりQ&Aで米国人から文化の違いが導入の課題と指摘されてしまった。発表後から一週間たっても、同級生10数人から具体的なフィードバックをもらい、カリフォルニアのNUMMIを実際に見学した人など、それぞれの経験をシェアしてくれた。特に、日系の自動車メーカの進出がうまくいっている国と撤退に至った国の比較の話が面白く、文化的な違いというよりは、製造業に賭ける覚悟の違いが大きいと思う。国レベルの工場誘致や製造業育成の真剣さや、工場労働者レベルの工場が破綻すると失業する恐怖まで動機は様々。一方、資源が豊富にあって産業が無くても生活に困らない国や、製造以外に世界一流の産業がある国では、日系自動車メーカがいくら現地サプライヤを生産指導しても成功しない。

2009年8月12日水曜日

Wachusett Mountain States Park

Leadershipのアウトドア授業で、Wachusett Mt. へ。MITからI90を西に1時間半ほどバスに揺られて到着。ここはボストン近郊のスキーリゾートとして有名なようだ。夏の間は、車でも山頂へいけるが、1時間程度のトレッキングコースも幾つかある。山頂の景色は360度の展望。Wachusett Mt.自体はそんなに高い山でないが、ボストンの西はGoogle Mapで見ると平坦に森林帯が広がっているため、展望の抜けは抜群。あいにくの曇りだったが、天気がよければダウンタウンまで見えるらしい。ガイドと週末に行ったアパラチアントレイル話で盛り上がる。
アウトドア授業の趣旨は、夏学期の終わりにあたり、スタディグループでのリフレクション。6月にいかだ作り等でグループワークが始まって以来、宿題続きだった毎日を、一緒に乗り切った仲間とお互いに讃えあい、改善フィードバックを率直に語り合うことが目的となっている。うちのグループは最初の頃は何でも時間をかけて議論していたが、何となくNormが出来て、後半(H2)以降は、宿題を効率的に分担することが増えて、全員で集まる機会が殆ど無かった。このため、アウトドアで半ば強制的に振り返りの時間を設けられたのは良かったと思う。

2009年8月9日日曜日

Tanglewood Camping

今週末はTanglewoodへ。土曜の早朝ゴルフから帰宅して早々、キャンプ道具を車に乗せて出発。Tanglewoodは、東西に長いMA州をI90沿いにボストンからずっと西の端まで3時間、車を走らせたLeeという町の近くにあった。今回のキャンプサイトは、October Mountain State Forestという森の中の50張ほどのこじんまりしたサイトだが、水周りも綺麗だし、キャンピングカー向け設備がない分、静かで快適だった。Tanglewoodは日曜のYoyomaのチケットを取っていたが、火をおこして軽めの夕食を取った後に、Tanglewoodの夜間コンサートへ出かけることを思いつく。サイトから車で15分ほどで、芝生席は予約も要らず、一人$18。芝生の好きな所に、テーブルや敷物を持ち込んで食事とお酒を楽しんでいるグループが多かった。我が家も、現地調達したワインとサンドイッチで夕食にする。MAでは、このように芝生で自由に酒を飲めるのは珍しく嬉しかった。私は芝生に寝そべりながら聞き、声楽のソプラノが上手かったようで家族には楽しめたようだった。
翌日曜の朝は、Appalachian Trailへ。アパラチアン山脈沿いに南北に全区間は2000マイルに及ぶらしいが、トレッキング好きの我が家としてはその一区間でも歩いてみたくなるもの。車で未舗装道路を進み、Finety Pondに至るトレイルヘッドを見つける。往復2時間もかからなかったが有名なトレイルを一部走破できて満足。LeeのPrime Outletに立ち寄った後、またTanglewoodへ。今回の旅行のメインの目的である、Yoyo-Maのコンサート。曲目は、Shostakovich のCello Concerto No. 1。聞いた事のないメロディだったが、Yoyo-Maらしいチェロの響きが十分に感じられて良かった。彼の生演奏を見たのは初めてで、もっと静かに弾くイメージがあったが、実物はずっと情熱的な弾き方だった。2曲目は、これまた聞いた事のないThe Fauré Elégieという哀歌で少し重く感じだった。2日に渡りTanglewoodの夜と昼をのんびり楽しむいい旅行だった。

Golf Mt. Hood Course

2回目のラウンドは、Mt Hood Golf Courseへ。Melroseというボストンの北の方にあり車で30分ほど。予約をアレンジしてくれたボストンローカルの同級生とラウンドすることになった。ブルックリンと比べて距離はそれほどでもないが、コースがより狭く登り下りがある分、グリーンが見えないコースが多かった。ローカルの彼が、コースの攻略のポイントを教えてくれて、1打目をどこに落とすと次にいい方向でグリーンが狙えるとか、戦略的にコースを攻めるゴルフの楽しみを味わえた。もちろん、まっすぐ飛ばすのも距離感もままならないレベルでは、思い通りにならないのだが。特に今回は、打ちそこないやOBが減る一方で、グリーン際でのアプローチで打数を無駄に稼ぐのが多く、スコアも前回140台から今回151まで悪くなってしまった。人並みには程遠いが、130を切るのを目標に練習したい。

2009年8月7日金曜日

Thesis Theme

Thesisのテーマを考える為、先月から図書館で論文のcitationの孫読みに始まり、教科書やJournalを手当たり次第、眺めていた。広い海を当てもなく闇雲に漂うような苦しさが最初の数ヶ月続く訳だが、初めて取り組む分野での研究テーマを自力で発掘する為には、避けて通れないプロセスだと思う。研究に限らず仕事でも、人マネやメンターの言いなりでテーマを決めるのは楽なんだろうが、自分が熱意を持って取り組めない。今朝はある教授とアポがあり、アイデア段階のテーマ案について相談に乗ってもらった。仮説となる理論モデルと、メソッドについて色々とアドバイスをもらい参考になった。ここ数週間でアブストと研究計画書がドラフト出来たら、指導をお願いする教授の門を叩くことになる。引き受けてもらえるか分からないが。
夕方に、HBSの方にお会いして、ある日本企業のベストプラクティスについてヒアリングさせて頂いた。Operation Managementの授業でのプレゼンの準備に大変役立つ取材になった。Sloan Fellowsの同級生と学びを共有できればと思う。
日没までギリギリ時間がありそうだったので、新しいアイアンセットの試し打ちのため、ドライビングレンジへ。NikeのSlingshot 4Dという初心者向けのセットで、たしかに球が上がりやすくまっすぐ飛びやすい。明日のコースでのトライが楽しみ。

2009年8月3日月曜日

Media Lab - Prof. Pentland 講演

夏学期のランチタイムに、MITの工学系の教授がMITの最新技術を活かしたベンチャー事例を、Sloan Fellows向けに講演してくれる機会がある。パートナも参加可で、MITならではのアカデミックとアントレな雰囲気を一緒に体験できるように工夫されている。先週の化学系の教授は、おそらく形状記憶できる高分子の話だったと思うが、何が特徴的なのか専門外でよく理解できなかった。製薬業向けでこの不景気でもファンド集めに成功しているようだった。
さて、今日はメディアラボのProf. Alex (Sandy) Pentland教授による講演。Sandy教授は、メディアラボの中でも特に有名な方だが、特にセンサ・モバイル技術を活用して組織分析をする研究が知られている。講演も一般受けする内容で、モバイルデバイスを使って生活スタイルの動線分析をしたり、イベントでのネットワーキング活動の動線分析から起業家としての成功確率を推測するなど、初めて聞く人には面白い内容だったと思う。過去にSloan Fellowsがメディアラボの技術をベースに起業した事例もあるそうで、授業で取り組んだプロジェクトのうち、4つに1つが実際に起業に至っているというから凄い話だ。同様な技術を、災害対策に応用する事業が進行中とのこと。エコノミストのWeb記事はこちら。
http://www.economist.com/sciencetechnology/tq/displayStory.cfm?story_id=13725679