2009年2月21日土曜日

Why LBS?

合格校の志望理由について纏めておきたい。まずは、LBSから。学校の特徴はパンフレットでよく言われている内容と重複すると思うが、エッセイでの取上げ方や実感を書きたい。

(1) EU専門家の希少性

ヨーロッパを基点に、ロシア、中東、アフリカの新興国の市場は、自社を含む日本企業の長期的発展にとって戦略的重要性が高まる。実際、北欧の通信機メーカやトルコの家電メーカの案件で仕事をしてみると、名前も知らなかった会社が成長著しいことに驚かされることがしばしばあった。一方で、米国や中国と比較して、同地域の専門家は自社には圧倒的に少ない。MBAホルダーも米国Top校は少なくないが、EU圏のMBAは自社に数人しかいない。希少性のあるEU MBAによるキャリア差別化が、Why LBS?の一番の理由だった。
エッセイには、単にLocationの希少性を理由に選んだと書くと、Admissionから見た納得感は小さいと思われるので、さらりと一言、「社費派遣の自社がEU圏でビジネスを拡大しており、人脈構築を期待している」と取り上げるにとどめた。

(2) 超一流の教授陣

LBSの教授陣は、経営書を読むのが好きな人には、まさにドリームチームだ。私はStrategyが好きなので、コアコンピタンスのGary Hamel、Markidasの授業はぜひ取ってみたかった。エッセイでも、具体的なStrategyのクラスと教授の名前を上げた。LBSと言えばFinanceが超有名だが、私はFinanceは興味が薄くRブリーリしか知らなかった。
LBSに限らず、Top校は著名な看板教授を抱えている。エッセイやインタビューのWhy this school?では、自分が学びたい専門分野で必ず具体的な教授の名前を上げた。これは学校へのアピールだけでなく、その学校で学べることを具体的にイメージするために必要な作業だと思う。特に、InnovationやStrategyといったソフトスキルでは、教授によって得意分野やアプローチがずいぶん違う。また、Top20の学校でも、**に強みがあるとパンフレットで言いながら、よく調べると、他校に看板教授が最近引き抜かれたままで目立った補充がなく実態が無い学校もあったので、確認することをお勧めする。

(3) 1st Year Study Groupが充実

LBSは1年目の半分近いコアカリキュラムを、学校がアサインした5-6人のスタディグループで行う。この強制的なグループワークによって、LBSの多様性の価値が十二分に活かせると思う。どこの学校もラーニンググループはあるが、科目ごとに変わったり、自主的なものだったりする。LBSのStudy Groupの充実度は、かなり特徴的であり、私にとっては非常に評価したポイントだ。強制されない限り、違うバックグラウンドの人と密な人間関係を築くことは難しいと、以前の駐米経験から感じていたので。
エッセイでは、1st Year Study Group, 2nd Year Projectをそれぞれ、卒業生の体験を引用する形で書き、インタビューでも、Study Groupでは、**のようなメンバの中で、私は**の役割を果たしたいといった話を具体的に述べた。

(4) 米国Top校の2年制カリキュラムを15ヶ月で

ヨーロッパTop校の大半は1年制。LBSだけは15/18/21ヶ月の選択が可能。カリキュラムの分量も、米国2年制にほぼ相当する。私の場合、短期間で学びを犠牲にしない密度が濃いカリキュラムを希望しており、エッセイにもそのメリットを言及した。

(5) ヨーロッパ旅行

ロンドンからなら、3日あればヨーロッパの主要都市や観光地を色々と訪れることができる。メジャーどころはほぼ行きつくしたアメリカ国内と比較して、ヨーロッパはプライベートでの旅行が無かったので、とても楽しみだ。日本から行くには遠く乗り換えが多いエリアへのアクセスも抜群である。

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