2009年9月30日水曜日

H-mart (Korean Supermarket)

Burlinton Mall近くに、H-martがグランドオープンしたということで行ってみた。H-martは全米の韓国スーパーマーケットチェーン。Irvineとか日系、韓国系の会社勤めが多い都市の郊外に出店しているが、ボストン周辺では初めて。オープンしたてで凄く混んでると聞いていたので、閉店間際を狙って行ってみることに。たしかに夜遅くなのに駐車場から溢れて車が止まっていてビックリ。
韓国系食材の品揃えは当然ながら、日本の調味料、お菓子などもボストン周辺では一番と言ってよい規模。フードコートも量は少なめっぽかったがお手ごろな値段。米を買いに行ったのだが、田牧米がなかった。Kendallからだと30分近くかかり、Reliableよりずっと遠いのが難点だけど、たまにはWhole Foodsの代わりに行くかも。

http://www.hmart.com/ourstore/ourstore_main.asp
Burlington
3 Old Concord Rd.
Burlington, MA 01803
Store Hour: 8:00AM - 9:00PM

15.433 Investments (Value investor)

15.433 Investmentsのゲストスピーカは、Cohen教授の人脈を活かして、特徴のある戦略を持つファンドの創業者が続々と来訪する。今日のスピーカは、資産規模1兆円以上の世界トップ20に入るヘッジファンドの創業者。こんな大物資産家でもボディガードもなく普通に教室に来ていた。創業から20年来、投資戦略は割安株・債券ロングのバリュー投資のみ。著書も出しており、ウォーレンバフェットほど有名ではないが、講演を聴いた感想では、バフェットのスタイルに非常に近い。ヘッジファンドと聞くとレバレッジを利かせてハイリスクハイリターンのイメージがあるが(一般的にも誤解だが)、このファンドはレバレッジもかけないし、ショートポジションも取らない。徹底して割安株を探すため、倒産が近いと見られる会社でも価値があると見れば(清算価値や存続見込みがあるなど)、躊躇わず買いを入れるのが特徴とのこと。また、長期で市場の超過リターンを得るために、ベータが大きいvolatalityが高い株に積極的に投資機会を見出している。講演で強調していたのが、ウォール街がリターンばかりに目がいってメディアもそれを煽っているいるのに対して、このファンドはリターンよりもリスクを重視すること。このため、買ってすぐ値上がった株を天井を見る前にすぐ売ってしまうこともしばしば。割安株を探すのは、Economicsとpsychologyの2つの視点で、特にpsychologyは市場と自分自身を客観的に分析することが大事だとか。Q&Aで海外投資について議論があった。このファンドは、アジアには一切投資をしていないが、その指摘は厳しい。日本については、バブルから20年来、対Book Valueで割安状態がずっと続いているが、金融インフラが未発達で会社は従業員のためのものと認識されていて、価格の再評価につながるような投資機会がないと厳しい評価だった。中国、ロシアについてもそれぞれ別の理由から投資しないのだとか。

2009年9月27日日曜日

Electives (履修見送り分)

秋学期の選択科目のうち、諸般の理由で履修しなかったクラスをまとめておきたい。

- 15.081 Introduction to Mathematical Programming
スローンの15.xxx番がついているが、6.xxx (EE&CS)の工学部のGraduate Studentsが圧倒的に多いクラスだった。本格的そうだったので、初回だけ覗いてみたが、線形計画法の学部前期課程レベルで簡単すぎた。コンピュータサイエンスで頻出のアルゴリズムをビジネスの資源計画等の問題に応用してみるコースのようだった。MBAが私の理系バックグラウンドとcomplementaryで羨ましいと人に言われたことがあるが、このクラスを受けて実感できた。金融や商社の人にとっては、夏学期のFinanceの授業は易しすぎて時間の無駄だっただろう。

- 15.437 Options and Futures Markets
Black-scholes, 2項分布によるオプション価格モデルを用いて、各種デリバティブを扱うクラス。初日は立ち見が出る人気ぶりだったが、生徒の顔ぶれを見るとMBAだけでなくMiFやSDMから来た理系が多そうな印象だ。たまたま席が隣り合わせた人は、Media LabのVisiting Scholorで、Media Labが長年やってる人間の音声・映像情報から行動パターンを抽出する研究を、ファイナンスへ応用できないか興味があるそうで、Electivesについて色々情報交換した。後日、彼が一押ししてくれたInvestmentsを、結局、履修することになった。このOptionsの授業の方は、1回目の講義があまりに冗長に感じられたのと、テーマがやや狭すぎることから履修を見送った。ただ、為替スワップを扱う講義とケースだけは聞きたいので、聴講中のFinance IIをSkipして行く予定。

- 15.569 Leadership Lab (L-Lab)
Peter SengeがSustainabilityとLeadershipをテーマに教えている。G-Lab同様にIAP期間に3週間の現地コンサルティングを行うプロジェクト型コース。週末に2日間かけてワークショップが行われた。Peter Sengeは、夏学期中に講演を聞いた時には、全く期待はずれだったが、少人数でのこのワークショップは面白かった。やや宗教的ではあるのだが、"Vision"を信じ続けることの重要さや、自分の目標を再確認するためのメンタリング、そして瞑想の時間まである。G-Labがスローンonlyなのに対して、L-Labは環境やNGO系のプロジェクトも多くMITのTPPなど他学部やHarvard Kennedyまで学生が多様だ。G-LabとL-Labのどちらを取るかMixerの直前まで迷ったが、G-Labで良いチームが組めたこともありG-Labを取ることにした。Peter Sengeのワークショップは、これまでのスローンの授業の中で一番良く、ワークショップだけで十分に満足できた。

- 15.615 Basic Business Law
Akulaが経営者視点で英米法体系の考え方や実例を基礎から教える人気のクラス。初回だけ出席したが、バックグラウンドが無く、教授の話の展開が理解できずやむなくドロップ。ハーバードの教授らしく洗練されてるっぽいジョークも時折交えてテンポ良く進むが、悲しいかなジョークのポイントも分からず残念。秋学期はFinanceとG-Labに比重を置き、Business Lawは春学期に取ることにして、それまでに推奨本"The Entrepreneur's Guide to Business Law"を読んでおくのを目標に。

これ以外にも、Neurotech Venturesとか、幾つか聞いてみたが、スローンだけでも面白い授業が豊富にあった。

2009年9月26日土曜日

Golf ドライバー練習

久しぶりに週末のドライビングレンジへ。CambridgeもそうだがLexigntonはすっかり秋めいてて、青空に紅葉がよく映える。練習仲間のゴルフセットが届いたところで、彼からドライバーを借りて練習することに。ドライバーは、先月買ったFairway woodと同じブランドの赤いCallaway Diabloのニュートラル。私も買おうと思っていたので、試し打ちにちょうど良かった。ヘッドがFairway woodよりも大きいせいか、甲高い快音で当たることには当たるのだが、スライスしたりダフったり肝心の飛びがさっぱりだった。ゴルフが出来るシーズンはもう1ヶ月ないので、買うかどうか迷うところ。

2009年9月22日火曜日

Vogel塾

Vogel塾の自己紹介セッションに参加。Vogel塾は、Vogel先生のご自宅に日本人学生が集って日本の将来について議論しながら親睦を深めることを目的とした交流会。ちょうど今週はケネディスクールのOpen Houseもあって、日本の交流会でお会いした方々とも再会することができた。先日の事前説明会でも、ハーバードの色々なプログラムやMIT、タフツから日本人が参加していて、今日の自己紹介を聞くと官公庁から民間まで色々な分野の方が集まっているようだ。思いがけずも、Vogel先生とテーブルに座ってお話する機会に恵まれ、民主党政権の外交政策などについて先生独自の分析を拝聴した。今後は継続的に月一くらいの分科会でしっかり議論して結論を纏めていく活動になり、日本語で深い議論を重ねながらネットワーキングが出来るのが楽しみだ。

2009年9月21日月曜日

15.433 Investments (GMO)

Prof. Cohenが教えるInvestments、今日のケースはGMOというボストン創業のクオンツ。クオンツらしく、長期トレンドと現在値の乖離をコンピュータで統計処理して、アルファを狙うもの。Valueと呼ぶ独自の将来配当予測モデルと、Momentumと呼ぶ投資家心理(market sentiment)に対する逆張りモデルを組み合わせる。特に、昨年後半のような10年に一度くらいのタイミングで市場が激変する時は、絶好のチャンスになる。行動ファイナンスによる投資家のOver reaction, Under reactionが、市場の非効率性を生むことが投資理論の前提になっている。教授自身の研究によると、Momentumを作るのは一般投資家だけで、機関投資家は市場に踊らされないほど十分に賢い。
秋学期のうちに、GMOのFounderが授業に来る予定になっていて楽しみだ。Flexの同級生は、Bostonで年金ファンド相手のセルサイドの会社にいて、GMOの創業者も個人的に知っているほど業界人だが、投資理論は専門家がやっていて彼自身は実はよく知らないそうだ。このクラスを取るSloan Fellowsは比較的少ないので、マイナーな興味を持つ同士で話すことも多い。

2009年9月20日日曜日

15.433 Investments (DFA)

秋学期が始まって2週間を過ぎて、選択科目の履修がだいたい固まった。同じ時間帯に面白そうな授業が重なっていたり、同じ科目でも時間帯で先生が違ったりすると、2回分は授業が回らないと決められない。
H1は、聴講を含めファイナンス系を3つ取ることになり忙しいが、春学期にプロジェクト形式のコースを取りたいと思うと、どれも落とせないので仕方がない。マーケットサイドで面白いのが、15.433 Investments。自身でヘッドファンドも持つProf. Randolph B. Cohenが、ポートフォリオ理論を教えている。月曜の朝イチから、もの凄い早口で叩き込まれ、もっとも気が抜けない授業。最初の2回は、株・債券のHistorical returnやValuationのおさらいの話に始まり、3回目からいよいよケースで実際の投資スタイルについて学んだ。Dimenssional Fund Advisors (DFA)は、David Boothが1981年に創業し、市場効率仮説に基づくアカデミックなデータ分析を元に、市場ポートフォリオをoutperformするファンドを商品とする。アカデミックな研究から実際に莫大な富を生み成功した例として、ファイナンス系の教授達にも人気があるケースとのことで、Chicagoのスクール名(Booth School)も冠している。80年代の小型株投資ファンドに始まり、"beta is dead."で知られる、1992年にFama-Frenchが発表した"The Cross-section of Expected Stock Returns”を実践した、小型バリュー株投資の先駆け的菜存在である。Famaのペーパを要約すると、こんな感じ。
・ベータが大きい株は、ベータが小さい株と比較して、CAPMが期待するほどには高いリターンが得られていない。
・サイズが小さく、Book-to-market value (BE/ME)が大きい株ほど、期待リターンが高い。(CAPMではどちらもリターンに影響しないはず)
この理論は、さらにFama-French Three-Factor Model として、ベータ、SMB (Small-minus-Big), HML (High-minus-Low)の3変数を元に期待リターンが定式化された。ケースディスカッションは、生徒の何気ない発言に対しても、教授が深く理論的に掘り下げて多面的な解説をしてくれるので、よく理解が深まって面白い。
来週は、ボストン創業のファンドGMOのケースで、これまた独自のMean Reversionと呼ばれる投資スタイルを学ぶことになり楽しみだ。

2009年9月11日金曜日

Trader's Joe vs. Whole Foods

また食品スーパーについて。Whole Foodsと同じくOrganicを売りにするのがTrader's Joe。Memorial Dr.沿いに2つのスーパーが近接しているので、よく両方に立ち寄ったりする。Trader's Joeは、オリジナルのプライベートブランド(PB)が豊富でよく工夫されている。日本風のおかき、濃縮還元でないオレンジジュース、甘過ぎないアップルパイ、$2.98のおいしいワインから、レンジですぐ食べられる玄米ご飯まである。というわけで、Whole FoodsもTrader's Joeもどちらかが無くなっても我が家は困る。
今日のM&Aの最初のクラスで、Whole Foodsが別のスーパーを買収する際に、CEOの不用意な内部メールが流出した話が出た。教授によると、M&Aの本音の理由として、表向き語られないのが、競合相手を飲み込み価格競争を無くしてしまうこと。CEOが、"Elimination of a competitor"とつい本音で書いてしまったメールが、FTCから独禁法違反の疑いを受けるこちに。この顛末はこちら。
http://www2.wholefoodsmarket.com/blogs/jmackey/2007/06/19/whole-foods-market-wild-oats-and-the-federal-trade-commission/
FTCへの反論が面白く、買収相手よりも安売りに積極的な脅威(Trader's Joe)の存在を引き合いに、競争は無くならないと指摘している。教授のオチは、Whole Foods自らがTrader's Joeの安さの宣伝に一役買ってしまいサンキューと言われたという話。CEOの不用意ぶりが目立つが、テキサス州オースティンで学生(今のCEO)が彼女と作ったコンビニに端を発するWhole Foodsと、Stanford MBAが創立したTrader's Joeとでは、用心さに差があるのは仕方が無い。

2009年9月7日月曜日

Golf Brookline

前にも来たブルックラインをラウンド。今回は覚えたてのFairway wood (3D)をティーショットからフェアウェイで多用した。ティーで3Iを使った前回と比べて、飛距離が伸びただけでなく、ミスショットでも前にかなり転がってくれて、ずっと楽な展開だった。アプローチが酷かったのでスコアが伸びた実感はなかったが、次は130を切れるといいな。午後遅めから始めたので、日没途中終了になってしまったが、夏休みの最後に日暮れまで遊んだという感じ。毎日ゴルフの誘いをくれるクラスメートに付き合って、気づけば5日連続でゴルフに興じてしまった。しばらく自粛。

2009年9月6日日曜日

Food Shopping (超級88, Rosso)

Food shoppingは、Weekend Whole Foodsという言葉がこちらにあるくらい、Whole Foodsが多かったが、夏休みは食材の幅を広げるべく近郊のスーパーを開拓。まずは、BU近くのKen Ramenが入っている超級88。ダウンタウンの超市(C Market)は品揃えはいいのだが、駐車場が無いのが難点で、出かけるのが億劫になる。BU近くの88は、フードコートに色々アジアンがあって、軽い夕食ついでに好都合。好食店という中華は、BU卒のローカルの中国人が勧てくれたもので、粥、麺、飯もののメニューが多く、味付けがさっぱりしていて気に入っている。別の韓国料理店には石焼ビビンバもある。冬になるとまた、こってりしたKen Ramenも恋しくなるかな。
次は、奥様方の間では有名らしいイタリアンスーパーマーケットのRosso. ここは、新鮮な野菜・果物、牛乳がWhole Foodsよりも安い。大根や中華野菜の品揃えも豊富で、Rossoは匂いのない超級88という感じか。88や中華系スーパの清潔度に抵抗感のある方にはお勧め。イタリアンらしく、チーズや、キッシュとか惣菜コーナが値段は安くないが味はなかなか。これから紅葉の時期にかけて、Kendall Sq.からWatertownまでCharles River沿いのドライブも気持ち良さそう。

2009年9月5日土曜日

Golf スイングフォーム

夏休み後半は、学校帰りにせっせと練習場に足を運ぶことに。何人ものクラスメートとバッタリ会うあたり、皆、休暇の外出から日々の生活に戻りつつあるようだ。必ず出くわすクラスメートに、You come here everyday. と言われてもお互い様だ。100を切る上手いクラスメート達には、フォームを見てもらい、色々と指導されたことを参考にスイングフォームを修正している。いわゆる野球打ちの癖があるようで、Youtubeで女子プロのスイングを見ると、力を使わずに綺麗に振ってるなと思う。そのイメージで、練習の前半は調子がいいのだが、後半はフォームが崩れてしまう。Fairway woodでティーショット練習を続けてきたが、指導が真剣なクラスメートにドライバを早く買えときつく言われ、今日は隣の見知らぬおじさんにも、ティーが高すぎるよと声をかけられる。結局、ドライバも今シーズンのうちに買い揃えるかも。

2009年9月4日金曜日

Harvard Kennedy School

今週はハーバードケネディスクールの授業を見学している。MITとハーバード、ビジネススクールと行政大学院の雰囲気の違いを存分に味わい、将来に向けて非常に参考になった。好都合なことに、ケネディスクールは、スローンより一週間早く始まる。せっかくの機会なので、春学期以降に履修を検討しているクラスを含めて、数日に渡り色々なクラスに出席してみた。スローンは、ケネディスクールと単位交換(cross registration)を認めていて、教授の了承があれば正式にcreditを取ることやAuditも可能。スケジュールの相性も良く、授業の曜日が月水と火木のペアな点も共通。外から知る範囲の情報だが、先学期までは、初日の授業はShopping dayとして、シラバス含む授業説明セッションが数回ラウンドして、同じ時間帯の授業を比較できたらしい。今学期は専攻ごとの授業説明会があったようで、初日の後半はしっかり授業が始まってくれた。
まず、Sloanと同タイトルのクラスがあったOperation Managementから。扱うケースや視点がビジネススクールにないものだった。利益一辺倒でない公的性格を持つ銀行のケースでは、社会的使命を満たしながら官僚的な非効率性に対する解決策を論じる点で、興味深かった。クラスでの発言も、ポリシメーカらしくJob Creationとか年次予算の硬直性を伺わせるものがあり、アントレプレナーの発言が強いSloan Fellowsとは視点が180度違う。意外にも、夏学期のSystem Dynamicsで習ったCausal loopが板書に登場して、ちゃんとPolicy makingに活用されているんだと納得。
次に、せっかくなので、ケネディスクールらしい授業も聴講。特に、ビジネススクールでは習わないがセンスとしては不可欠な国際関係論に興味があった。米国の中東地域における戦争遂行のDecision Makingをテーマにしたクラスでは、実際にバグダッドに駐在して戦略企画を練った政府高官だった教授が教えている。恥ずかしい話だが、アフガニスタンとイラクのGDPがどれくらいで国情がどう違うか聞いて初めて知る内容ばかりだった。戦争のコストと国益を正面から議論するようで面白そうだ。インフラ事業の権益獲得の政治力学への関心を満たしてくれそう。この授業に限らず、ホワイトハウス出身の教授は多い。また、教授が2人並んで教えるものもあり、お互いに独自の視点でフォローしながら進める点も有効そうだ。例えば、科学技術のPolicy Makingをテーマにしたクラスでは、一人の教授が一般論を述べた上で、もう一人の教授が専門の原子力政策を例にコメントしていて、理論と実践のバランスがよく配慮されている。
最後に、一番期待していたRoger Porter教授の米国における政府と民間の関係を扱う看板授業。やはり人気授業のようで立ち見も多かった。米国政治の特徴として、Laissez-Faire, Adversarial, Revolving Doorが指摘される。これらのタームは、教科書やFinancial Timesの社会欄では見かけても、ビジネススクールでの会話では聞けない。春学期以降に単位を取りたい。
今更ながら、ハーバードとMITのキャンパスや建物の雰囲気もだいぶ違う。台湾の同級生の言い方でざっくりいえば、MITは東大、ハーバードは英国ケンブリッジに外観が似ている。ケネディスクールも、中庭や建物内のカフェテリアを中心に自然と人が集まる動線設計。外観だけでなく中身でも、ケネディは、スローンと同様に黒板とOHPのローテクが未だ現役でありながらも、HBSのオンライン教材をうまく活用していて川向こうは相当に進んでいる印象だった。

2009年9月2日水曜日

ナイアガラ&トロント観光

ホワイトマウンテンから帰ってFacebookを開くと、みんな夏休みの家族旅行の写真を載せている。やはり人気はNiagara Falls. スタディグループのKも、ちょうどナイアガラから戻った所で、聞いたらボストンから車で7時間で行けるとのこと。天気予報が晴続きなのを確認して、朝ホテルを当日予約して出発することに。結局、ナイアガラとトロントで各一泊する3日旅行に。
ナイアガラの滝は、あまりに観光地化され過ぎてるからと少し敬遠していたが、その昔、アメリカ横断ウルトラクイズで見て以来、一度は見たいと思っていた。行った人のブログを見ると、「霧の乙女号」という船に乗って滝のすぐ下で水しぶきを受けながら滝の迫力を体験するのが楽しいとのこと。夕方にNiagara Fallsに到着して、早速、展望台からボートツアーへ。Maid of the Mistの看板を見つけ、待望の霧の乙女号に乗船。青いビニールポンチョを着て濡れる準備も万端で、ディズニーランドのアトラクション気分。ちょうど西日が当たる時間帯で、アメリカンフォール、カナディアンフォールの水しぶきが巻き上げる霧の雲に美しい虹のアーチがかかる。轟音とともに落ちる滝を真下から見上げるのもなかなかの迫力だった。夜は、カナダ側のホテルに泊まり、部屋からライトアップされた滝が楽しめた。カジノも平日なのになかなかの繁盛。ポーカーは、No limitしかなかった。テレビの影響か、最近はポーカートーナメントが随時開催されていて人気のようだ。MA州にカジノはなく、ボストンから最寄のカジノ(Mohegan Sun)へチャイナバスが出ており2時間かかる。Niagaraは、自然の秘境とは言い難いが、娯楽観光地として楽しめた。
2日目は、朝にNiagara falls沿いの道をまた散歩した後、トロントへ。トロントはカナダ第一の都市とのことだが、ボストンよりずっと大きく、新しい高層ビルの建設も北京並に多い印象で、意外な発展ぶりに少し驚き。カナダ一の収蔵点数と質を誇ると言われる、Royal Ontario Museum (ROM, ロイヤル・オンタリオ博物館), Art Gallery of Ontario (AGO, オンタリオ美術館)に立ち寄る。今年に入って、大英博物館、ルーブル、ボストンと世界の美術館巡りが続いていて、メトロポリタンもまた行くことになりそう。夕食は、中華街へ。繁盛している店を狙って入ったが、さすが国際都市トロントというべきか、とても美味しかった。ボストンの中華街の方には未だ2度行きたいと思える店を見つけられていないので、もう少し開拓してみようと思う。宿泊は、天皇陛下が先日泊まられたホテルに。Valet Parkingの値段に閉口したが、トロントの観光地近くはどこも東京都心と変わらない駐車場のお値段だった。
3日目は、ひたすら帰宅。モントリオール周りで帰ることも考えたが、紅葉の時期にカナダはまた週末旅行しようと思い、次回へとっておくことに。帰途のサービスエリアで同級生とばったり会う。アメリカは狭い。彼は家族でロンドンから戻った後、カナダをケベックあたりを5日かけて周っている所で、さらに今週末にニューヨークへ行く予定と言うから、凄いバイタリティだ。