2009年9月27日日曜日

Electives (履修見送り分)

秋学期の選択科目のうち、諸般の理由で履修しなかったクラスをまとめておきたい。

- 15.081 Introduction to Mathematical Programming
スローンの15.xxx番がついているが、6.xxx (EE&CS)の工学部のGraduate Studentsが圧倒的に多いクラスだった。本格的そうだったので、初回だけ覗いてみたが、線形計画法の学部前期課程レベルで簡単すぎた。コンピュータサイエンスで頻出のアルゴリズムをビジネスの資源計画等の問題に応用してみるコースのようだった。MBAが私の理系バックグラウンドとcomplementaryで羨ましいと人に言われたことがあるが、このクラスを受けて実感できた。金融や商社の人にとっては、夏学期のFinanceの授業は易しすぎて時間の無駄だっただろう。

- 15.437 Options and Futures Markets
Black-scholes, 2項分布によるオプション価格モデルを用いて、各種デリバティブを扱うクラス。初日は立ち見が出る人気ぶりだったが、生徒の顔ぶれを見るとMBAだけでなくMiFやSDMから来た理系が多そうな印象だ。たまたま席が隣り合わせた人は、Media LabのVisiting Scholorで、Media Labが長年やってる人間の音声・映像情報から行動パターンを抽出する研究を、ファイナンスへ応用できないか興味があるそうで、Electivesについて色々情報交換した。後日、彼が一押ししてくれたInvestmentsを、結局、履修することになった。このOptionsの授業の方は、1回目の講義があまりに冗長に感じられたのと、テーマがやや狭すぎることから履修を見送った。ただ、為替スワップを扱う講義とケースだけは聞きたいので、聴講中のFinance IIをSkipして行く予定。

- 15.569 Leadership Lab (L-Lab)
Peter SengeがSustainabilityとLeadershipをテーマに教えている。G-Lab同様にIAP期間に3週間の現地コンサルティングを行うプロジェクト型コース。週末に2日間かけてワークショップが行われた。Peter Sengeは、夏学期中に講演を聞いた時には、全く期待はずれだったが、少人数でのこのワークショップは面白かった。やや宗教的ではあるのだが、"Vision"を信じ続けることの重要さや、自分の目標を再確認するためのメンタリング、そして瞑想の時間まである。G-Labがスローンonlyなのに対して、L-Labは環境やNGO系のプロジェクトも多くMITのTPPなど他学部やHarvard Kennedyまで学生が多様だ。G-LabとL-Labのどちらを取るかMixerの直前まで迷ったが、G-Labで良いチームが組めたこともありG-Labを取ることにした。Peter Sengeのワークショップは、これまでのスローンの授業の中で一番良く、ワークショップだけで十分に満足できた。

- 15.615 Basic Business Law
Akulaが経営者視点で英米法体系の考え方や実例を基礎から教える人気のクラス。初回だけ出席したが、バックグラウンドが無く、教授の話の展開が理解できずやむなくドロップ。ハーバードの教授らしく洗練されてるっぽいジョークも時折交えてテンポ良く進むが、悲しいかなジョークのポイントも分からず残念。秋学期はFinanceとG-Labに比重を置き、Business Lawは春学期に取ることにして、それまでに推奨本"The Entrepreneur's Guide to Business Law"を読んでおくのを目標に。

これ以外にも、Neurotech Venturesとか、幾つか聞いてみたが、スローンだけでも面白い授業が豊富にあった。

0 件のコメント:

コメントを投稿