2010年2月19日金曜日

15.268 Choice Points

金曜朝のChoice Points。毎回、古典演劇や現代映画をテーマに、リーダシップ像や人生の価値観について話しあうSloan Fellows向けクラス。Sloanでは唯一、Partnersも出席できるクラスで、夫婦で来ているFellowsから奥様だけ或いは子連れで参加しているケースもあり、家族コミュニティを大切にするミッドキャリアらしいクラス。我が家での通称はチョイポイ。以前はSloan Fellowsのコアだった。
これまで、ギリシア悲劇(Antigone)、Julius Caesarと定番の西洋演劇が続いて、今日はなぜか日本のShall We Dance?である。授業の前にFellows familiesで映画鑑賞会があり、改めて見てみると、日本的なコンテキストが色濃い映画で、外国人には分かりにくく説明するのが面倒そうだと思っていた。リチャードギアのリメイク版もあるが、敢えて日本のオリジナル版を見るようにクラスでは指定されいている。実際、クラスが始まってみると、皆それぞれの人生経験を振り返って、家族の間の会話のあり方がインドやアメリカと比較されたり、パートナに内緒にした現実逃避ではなくもっと人生全体を楽しむべきといったブラジル代表らしい意見も出て、面白かった。Partnersの発言も積極的で、Partners側の立場で考えさせられるのも会社や学校でも珍しい体験だと思う。外国人に意外な人気があった登場人物はたまこ先生で、つくり話でダンスパートナを組ませるのを両方に承諾させたマッチメーカぶりが、影ながら影響力を発揮する日本的なリーダシップスタイルとして彼らには新鮮だったようだ。

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