2010年4月29日木曜日

Heifetz講演

今週から来週にかけてプロジェクトもののレポート締切りが続く。今日が一番の山場で、HBS DBICのファイナルペーパ(中国EV市場)と、Power&Negotiationのグループペーパ(Healthcare reform)の締切り。ElectiveはMBAと極力組んでいたが、P&Nは仲間うちのSFメンバだったので話しやすく、私が作業できない期間もフォローしてくれ助けられた。残りのTo Do Listの大物は、明日のBusiness LawのExamと、来週のS-Lab, i-Teamsのプレゼンとレポートを残すのみで、いよいよ卒業が見えてきた。
今日の特別講演は、リーダシップで有名なケネディスクールのHeifetz教授。1月にケネディの授業を取った夏学期のチームメートが直接段取りして、ハイフェッツ教授をMITに招いた。なんでも、MITでPh.Dを取ったときに、若きJohn Stermanと一緒にシステムダイナミクスを学んで以来、MITでは講演する機会が一度も無かったとか。教授は、ケネディ創立以来、28年間教え続けており、破天荒な講義スタイルで知られるが、講演はよく纏まって内容も濃かった。そのコンセプトは和訳本にもあるとおりだが、ドイツ(EU)のギリシャ救済など時事問題に話題を広げながら、実践的に分かりやすく解説していた。MITで教えるPeter SengeやJohn VanがDistributed Leadership寄りの一方で、ハイフェッツはAuthorityにどう向き合うかをまず論じていて、Public Serviceを扱うケネディらしい印象を持った。Adaptive Workとして、組織がいつの間にか現実を目標にすり替えて現状追認する傾向が指摘されていた点は、はっと気づかされた。目標をまず定義した上で、問題を正しく診断するタイプの人間は少なく、実際にその難しさは、仕事でもキャリアプランでも感じさせられる。

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