2010年4月16日金曜日

MIT PE Symposium

MIT VCPE Clubが主催する、PE Symposium (プライベートエクイティシンポジウム)を聞きに行った。Mega Fundのパネルには、カーライル、ベインキャピタル、THL, Warburg Pincusという、いずれも$10Bを越える投資規模を誇る大型PEが揃い、モデレータがテンポ良く進行していた。どのセクター(産業、国)にフォーカスするかという質問には、どのセクターにも成長余地が高い案件があれば投資するという回答だったが、代表例として米国のhealthcare reformが上がった他、Tax incentiveが大きいElectric Vehicleが2010年の期待案件として話題に上がった。また、Management FeeをLP(投資家)に課す是非については、Operationに関与する必要経費という原則論を踏まえた上で、あるPEはExit後にManagement Feeの50%はLPに還元している(おそらく成功案件のみ)とのことだった。Management Fee 2%と成功報酬 20%というPEの手数料が金融危機後に下がりつつあると言われているが、Mega Fundも例外ではないようだ。
PEに興味のあるクラスメートが多く参加していたが、特にSFは年齢も高い分、就職戦線は厳しいようだ。その高額の手数料に拠るボーナスへの期待に加えて、MBAのStrategyとFinanceの両スキルを活かせる点で挑戦心をかきたてられるのだろう。

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