2010年4月19日月曜日

Research Tips

今日のPatriot Dayを含めてMITは4連休。春学期も終盤になり、プロジェクト(iTeam, S-Lab)やファイナルペーパ(DBIC)が佳境を迎えている。いずれも過去、仕事でも関わったことがない産業と地域が対象なので、纏まった時間を使って調べ物を続けている。秋学期のG-labでは、いまいちMIT(SloanやLibrary)が提供する情報リソースを活用できなかったが、何度かやってコツが分かってきたので整理しておく。

- Capital IQ, Hoover
会社の名称で検索すると、会社の登記情報、規模(売上、従業員数)や連絡先が分かる。Webにないスタートアップもリストに載っており、競合企業の概況を把握したり、メール取材の候補リストを作るのに活用できる。Sloanpoint(学生向けWeb)のCDO (Career Development Organization)から利用。

- Factiva
Wall St. Journalをはじめ、各種ニュースリソースをキーワード検索して、関連性の高いものから纏めて読める。ごく最近のトレンドを押さえたり、プロジェクト物のレポートを書く際に引用するのに重宝する。同じくCDOから。

- Market Insight
S&PのIndustry Reportが読める。業界構造を理解するのに最適。Country reportも使える。同じくCDOから。

- Google Scholar
論文検索。Public domainから利用可能だが、検索結果がMIT Libraryの蔵書と連動していて、オンラインでPDFで読めたりハードコピーの取寄せもできる。

卒業後に使えなくなるのが残念だが、職場でも同様な環境があるはずなので、有効活用するコツが掴めたのは収穫だった。例えば、半導体の汎用品の製品企画には、色々な応用分野が潜在顧客になるので、コンサル並みに自分が未経験の産業を早く広く理解することが求められる。i-Teamsのプロジェクトで米国の複雑な医療保険制度を調べた知識が、他のクラス(Power&Negotiation)で役立ったり、コース間で業界を異なる視点で横断的に見えると、また面白くなってくる。

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