2009年12月3日木曜日

Flagship Ventures (VC)

午前中は、HBSのClass見学にお邪魔した。1年生のLeadershipのコア授業だったが、ケースディスカッションでの発言を求めて、一度に半分近くの人が同時に手を上げているのを見たのが新鮮だった。そのEngagementは、さすがと思った。
Sloanに戻り午後の授業のあと、Flagship VenturesというVCのオフィスにお邪魔した。Flagshipは、New Enterprisesを教えているAfeyan教授が興した、Biotechに強いVC。ポートフォリオや投資戦略については、Sloan FellowsのMurrey教授が教えるコア授業で、Afeyanが来て同社の紹介をしていたので知っていた。今回は、VCPE ClubのTrekなので、VCに就職希望する学生向けにオフィスの雰囲気を感じつつ、Q&AしながらMinglingするのが趣旨だった。秋学期は、毎週のように色々なVCの話を聞く機会があり、Early Stage Capitalという授業のゲストスピーカや、Clubイベントなど10数社くらいか。例えば、この翌日にも同Club主催でボストン中のVCや起業家を招いたVCPE Conferenceに少し顔を出したほか、夕方に製薬系のVCの紹介イベントがあった。成功しているVCは、それぞれ得意分野に個性があり、投資ステージもExit戦略も様々で、ニッチ化が顕著だ。パートナの顔ぶれにPh.Dが並んだりスタートアップで成功した人が多く、その個人技に拠るところが多いのだろう。私がVCに興味があるのは、メーカのアライアンス戦略に活用できそうだから。例えば、半導体のパートナには、シリコンバレーや国内のベンチャーが少なくないが、有望な会社ほど競合会社に買われて囲い込まれて、進行中のプロジェクトが水泡に帰しただけでなく、情報だけ取られて悔しい思いをした。国内のスタートアップは、メーカとの取引実績が信用になることが多いので、VCの機能をメーカに取り込むことは出来なくても、その与信と外部のファイナンスを連携できれば、自動車並の強いクラスタを別の手法で築けるはず。

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