2010年1月9日土曜日

ジョグジャカルタ観光

インドネシアの週末。連日10時過ぎまで食事や打ち合わせで疲労気味だったが、せっかくの休みだったので、ジャカルタから出かけることに。当初は、2日間かけてカリマンタンのパダンカラヤから、ジャングルをリバークルーズで進み、半野生のオラウータンやダヤ人の村を巡る秘境へ行きたくて、現地の代理店(Kalimantan Tour)で船をチャータする計画を立てていた。直前になってチームの女性陣の意見に押され、ジョグジャカルタ(ジョグジャと略す)へ行くことに。ボロブドゥール遺跡、プランバナン遺跡という2つの世界遺産を一日で巡れるということで、日本人観光客にもバリ島からの日帰りツアーが人気のようだ。今回の移動は、空港でタクシーを一日チャータ(550,000Rp)。
まずはボロブドゥール遺跡へ。8-9世紀に建てられた石造りの仏教遺跡で、広い森の中に方形型の回廊を重ねる。イスラム国の中で仏教遺跡の保存がいいのは、1000年以上の間、森の中で地下に埋まっていたため。インドを同じく起源とする日本の木造仏教建築と比べると、仏像や回廊という設計思想は同じでも、半円型のストゥーバが並びまったく違う外観だ。ブッダの一生を描いたレリーフが回廊沿いに時計回りに続いていて、昔読んだ手塚治虫マンガの場面が思い起こされた。


昼食は、アマンジオホテルへ。小高い丘にあるレストランのテラスは、ボロブドゥール遺跡を遠く一直線に見渡せるようにアラインして設計されている。会計を済ましたところで、時間があればお部屋を見ませんかと聞かれた。各部屋のプールからも遺跡が望める、独特な森のリゾートの雰囲気。リピータへの気配りなのか、さすがアマンというところか。

午後は、あいにくの雨だったが、プランバナン遺跡へ。こちらは、ヒンズー教の遺跡で垂直に高い塔が並ぶ構造。おみやげにバティックを買って空港に戻る。時間があれば市内の王宮やバティック工房を見学したかったが、一日でも十分に満喫できた。来週は、バンドンとバリ島の会社を訪問する予定になっていて、時間があれば少し観光できそうだ。

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