2010年3月17日水曜日

CA Trip 3日目 (Facebook, eBay)

CA Trip 3日目。Facebook, eBayと、ソーラパネルのスタートアップ企業を回る。
1社目のFacebookは、大学のクラスメート内のSNSから発展して、いまや世界中の大学生・高校生の人気サイトとして、Google, Yahoo, Microsoftに次ぐ、アクセス数を誇るとも言われる。Palo Altoの目立たないエリアにある同社を訪問した。自分と年がそう変わらないエンジニアのTopが講演者。FallのAlan MacCormackのクラスで、同社のケースを読んでレポートを書いていたこともあり興味があった。Facebookは毎日のように新しいアプリケーションが公開されているが、同社のエンジニア数がMicrosoftの100分の1程度であるとすると、驚異的な開発速度だ。それを実現する企業文化として、いかに挑戦的な目標を多数生み出すか、また、早く失敗して学ぶか、という実験型Innovationで知られる。少数精鋭のエンジニア一人ひとりにそういった業務目標を課すとともに、Localizationをほとんどやらない割り切りが成功のポイントのようだった。
2社目は、ソーラパネルのスタートアップ。環境へのやさしさといったDouble bottom line的な話を聞かされるかと思っていたら、全く違ってビジネスライクだった。Renewable Energyは、政府が作り出した特需で"Energy is absolutely politics."とあっさり言い切り、さらには、VCがこの分野にじゃぶじゃぶに投資しているからCash burningを続けても生き残れるとの自信には驚いた。製造ラインを見学させてもらい、非常に単純な工程で驚いた。見学していた時は、薄膜シリコンだと勘違いしていたのだが、基板の色が黒かったので変だなと思い、Webで調べなおしたら化合物系の一種でCIGS型と呼ぶものだった。工場の設備も簡易そのもので低コストを強調していて、中国製でワット25セントという話もあるのだとか。講演者のCEOが急用で不在だったせいで、テクニカルな話が多かったが本音が聞けたのはむしろよかった。
3社目は、eBay。コンサル出身のVPで、プレゼンスタイルが独特だった。机をたたいて怒った演技をするかと思えば、質問を答える前に敢えて長い間をとり当たり前なことを重みがあるように語ったりと、聴衆を魅了する上手さがあった。そのスタイルを中東出身の同級生が絶賛していたが、日本では政治家でもない限りやり過ぎな印象もあるが。講演内容は、eBayは買収したPaypalをオンライン決済のスタンダートにしつつ、C2CのMarket Placeを握りたいようだった。
CA Tripも私は水曜でおしまい。サンフラン滞在中はアジアンを食べ歩き、やはり西海岸は食べ物が美味しい。日曜夜に一人遅くホテルに着いて、チャイナタウンに向かっていた所、それを聞いた同級生がわざわざ電話をくれて、もう店が閉まってるだろうからと、彼がR&G loungeから持ち帰った夜食をもらった。月曜は、ジャパンタウンへ出かけ、先に入ったラーメン屋はいまいちだったが、焼肉屋はちゃんと日本の焼肉だった。水曜も、ジャパンタウン近くの韓国料理屋で、辛いジャーメンを食べた。

0 件のコメント:

コメントを投稿