2010年3月2日火曜日

15.281 Advanced Managerial Communication

春学期の選択授業の一つである、15.281 Advanced Managerial Communication。毎回、仕事の一場面を想定したロールプレイの時間があり、質問の受け答え方から立ち姿勢までお互いにフィードバックする。秋のTech Salesがone-on-oneで話の中身に重きを置いたのに対して、このクラスでは主に大勢の聴衆相手にプレゼンする表現方法を磨く。今日は、Hostile audienceという敵対的な聴衆を前にしたロールプレイ。聴衆側のクラスメートが、結構な迫力で意地悪な質問を浴びせる。これに対して、いかに落ち着いて論理的に、ときには相手に共感しながら対応するかを練習する。アメリカ人は皆、役者になりきって楽しんでいる。プレゼンターが自由に状況設定してよかったので、私は重電メーカの広報担当として、原子力発電所の建設計画を、ローカルの環境活動家を相手に説明する設定にした。原発の仕事の経験はなかったので、オバマ大統領が30年ぶりに新規建設を承認した演説のイメージで、Clean & Safe, Energy Mix, Job Creationをキーワードにメリットを説き、さらに絶対の安全性をテクニカルに語った。質問内容は想定内だったが、矢継ぎ早に来る質問を順番に捌きつつ、時には相手を制してでも正論を最後まで言い切るところとか、広報担当風に初めて演じてみると、同じ守勢の立場でもセールスのプレゼン方法とは、だいぶ違うものだと色々実感するところがあった。

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