2010年5月4日火曜日

15.913/915 Sustainability Lab (S-Lab)

サンフランシスコのリサイクル企業をホストとするS-Lab。今週から来週まで、プレゼン、ペーパ、ポスターセッションと成果発表が続く。3材料(プラスティック、紙、石膏ボード)のリサイクル率を上げるために、各材料のライフサイクル分析と市場分析を踏まえて施策を提案した。
S-Labは、他のプロジェクト授業と比較して、半期6週間しかなく短い。業界レポートを読み専門家のインタビューを設定して、ようやく業界動向にリアリティを感じ始めたところで終わってしまった感がある。それでも最後には、Facultyとホスト企業が納得できる成果になったのは、都市計画工学科のチームメートがThesisが忙しいからと途中でDropして、3人チームになった分、一人1材料を引き受けてコミットは強かったからだろう。
担当した紙のリサイクルは、学期中にJ. Stermanがシステムダイナミクスで描いた環境問題の縮図のようだった。森林資源の希少化が進む中、中国など経済成長による需要拡大に応える為、古紙再利用の政策や化学工業の技術進歩でサスティナビリティを目指す努力が続けられていた。紙の製造には、木材と水を大量に消費する。Paper calculatorというWebサイトによると、A4で500枚(10kg)の紙の製造には、30kgの木材と800Lの廃水を要するというから驚きだ。

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