2009年10月29日木曜日

15.389B Global Entrepreneurship Lab (G-Lab) Asia Pacific

MITスローンのフラグシップ授業であるG-Lab。G-LabがあるからMITを選ぶ理由になるくらい有名で、受験中にMIT Sloan Podcastを聞くと、皆が口を揃えるかのようにG-Lab, G-Labと言っている。G-Labは、途上国のアントレプレナーをホスト企業として、マーケティング戦略などのコンサルティングをチームで行う、Action Learning型のクラスだ。地域別にクラスが分かれ、Latin, Asia, Africaがあり、AfricaがHealthcare deliveryにフォーカスしている。秋学期中は電話などのリモートで、1月のIAP期間の3週間は現地に滞在してプロジェクトを行う。私は家族の事情もあり、家を長く離れるのは心配だった。が、アジアでのビジネス開発への貢献は、会社に入る前から私の職業観で一番の目標であり、既に経験者ではあったが地域の幅やネットワークを広げたくて、G-Labを取ることにした。当初は、これまで全く縁が無かったラテン(ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、メキシコなど)や、アフリカ(Kenya, Uganda, Tanzania, Ghana, Zambia, Rwanda, Malawi)を検討していたが、日本人の同級生から仕事を考えるとアジアがやはり一番役に立つよと言われて、アドバイスに従いアジアを選んだ。その期待どおりか、Sloan Fellowsの5月のInternational Tripは、南アフリカとブラジルになり、幸運にも未踏の2大陸を経験できる予定。実際、昨年と同じインドとトルコなどのアジアだったら、International Tripは行かなかっただろう。
さて、私のG-Labプロジェクトは、欧米バイクメーカのアジア進出。Sloan FellowsのOBが、現地子会社のCEOで、ベトナムで現地生産を始めASEANから中国に拡販するマーケティング戦略が、今回のコンサルプロジェクト。中国国境近いベトナム北部には、政府が工業団地を建設して海外メーカの誘致を進め、日系メーカも効率的な労働力を求めて中国から工場をどんどん移転し始めている。ベトナムは、製造業にとって重要拠点として注目を集めているが、他のASEAN国に比べると進出はまだ始まったばかりで興味があった。チームは、私の他はFellows, LGO, MBAから1人づつで、男女、国籍、バックグラウンドも多様。ホスト企業と定例のテレコンを通じて、少しづつビジネス感覚を掴みつつある。

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