2009年3月2日月曜日

書評: 超凡思考

小1時間ほどで、あっという間に読み切ってしまった。著者の一人は、自分と同年代でHBSを卒業して起業された方。この方は、ブログも前の著書を読んでも、話の構成が明確かつ、話が具体的で、非常に発信力があると思う。MBAでの過ごし方の心得としても有益な示唆が多かった。一番耳が痛いのは、私費学生が寝る時間を惜しんで勉強しているのに対して、社費学生が遊びに来ていると指摘があること。親しいMBAホルダと飲んで話を聞くと、正直そう思えてしまう人も少なからずいる。もちろん、尊敬を覚える程、何をどう学ぶべきかを自身の経験談を交えて、話してくれる方もいる。本の前半は、目標設定について、自分の目標に忠実に生きること、長所と専門性を伸ばすこと、少し難し目の目標を立てて強い意志を持って行動すること、といった話で、日々心がけて実践すべきことを再確認できた。本の後半は、情報整理について、アンテナを広げて興味のあることへの感度を高く持つ、アウトプットで情報を定着することが参考になった。ブログで一番多い言語が日本語というも驚きだが、たしかに、毎日読む本でも、ブログで書いてみると、自分の理解の程度が再確認できるし、興味のある視点を持って鋭く本に切り込んでいける感覚がある。

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